このたび、なかむらと映像作家の野田亮さん、ダンスカンパニー「あら・おるズ」のメンバー5人によるダンスドキ
ュメンタリー映像作品「なやみの種」を製作しました。
トレーラー動画▼
「あら・おるズ」は金沢市を拠点に自由な身体表現を楽しむダンスカンパニーで、なかむらがディレクターとして
定期的にワークショップを実施しています。
他にも県内の福祉サービス事業所や特別支援学校でさまざまな障がいとともに生きる人たちと一緒におどる時間を持
つ中で、特定の物や人に対して単に好意を持つという以上に「好き過ぎてたまらない」「好きで好きで仕事や日常生
活にも影響が出る」「好きであることが悩ましいほどだ」という強い思いを、動きや言葉で表現する人々に出会いま
す。
本作には、その「好き過ぎて仕方がない気持ち」が5人のダンス(身体表現)とインタビュー(言語表現)という
二つのコミュニケーションツールを使っておさめられています。
ダンスをコミュニケーションツールの一つと考えると、世の中にはもっといろいろなダンスが存在して
よいのではないか、と思えます。
ダンスと同じように、一人ひとりの個性や社会の多様さに改めて目を向けてみたり、
他者や自分自身の身体、ものとの関わり方を思考したりするきっかけに
この作品がなったらと願っています。
今後、芸術、教育、福祉の現場などを中心に出張(またはオンライン)上映会を予定しています。
日程が決まり次第、本サイトでもお知らせします。
金沢美術工芸大学彫刻専攻「彫刻論」での上映会・ワークショップの様子▼
作品概要
■タイトル
ダンスドキュメンタリー映像作品「なやみの種」
■出演
林芳樹 玉野昌弘 沼澤森絵 浅永弥亮 魚琳太郎 なかむらくるみ
■音楽
音遊びの会 とくさしけんご
■協力
ラッキーソックス 小松マテーレ株式会社
■映像演出
野田亮
■振付・演出
なかむらくるみ
■制作
「なやみの種」制作実行委員会
金沢芸術創造財団支援事業